2014年6月28日土曜日

中々進まない日々 xs&estrella

 xs650 
 
続き
 
まずロンスイから


 
ちょっと治具を手直ししまして簡単かつ自由な長さに延長出来るようにしました。
 
一度セットしましてスイングアーム寸法や曲がり等無いかチェック
 
そしてカット


これ断面ですが
 
げっ、
 
いつもと造りが違う
 
アクスルのプレートがパイプを貫通しています。
 
これではインローが入らない。
 
先にプレートを延長してから半割りのパイプを被せる方向で行きたいですが、
 
問題はアクスルプレートが鋳物なんです。

 
鋳鉄は型に溶かした鉄を流し込んで出来てますが、炭素を多く含んでおり非常に硬いです。
 
その炭素が溶接した時に脆くさせます。
 
これは鋳鉄を溶接した物をバイスで挟んでおもいきりハンマーで叩いてやりました。
 
ごらんの通りです。
 
鋳鉄用の溶接棒で溶接すればいいんですが
 
ひっくり返る位高い!
 
しかも5キロ単位しかないとか。
 
溶接関係の方に聞いてもみんな持ってないようなのでしゃーなし買いました。
 
大事な所なので、適当にやると後が気になってしょうがないです。
 
xsは放置でエストレアかかっていきます。

 
まずは足回りから
 
後ろ16、前18でいきます。
 
前後をディスクからドラムに変更ってことでハブやドラムをポリッシュから始まります。
 

 
ポリッシュって大変です。
 
フェルトバフに青棒付けてやりますが、かなり飛び散りますのでこんなんなります。
 
顔も真っ黒すよ~
 
マジこんな時にお客さん来たら逃げますよw
 
 
今回のエストレア
 
リジッドで5㎝ロングにするので
 
まずはスイングアームを延長します。
 
このスイングアーム、フレーム側がオフセットされています。

 
スイングアームのアクスル部分にパイプを溶接していきますので、
 
狂いのないようにしっかりと固定して延長
 
実際にロンスイとして使う場合はインロー仕込んで繋ぎますが、この楕円パイプがやっかいです。
 
 
 
溶接すると歪ますので固定解除してから狂いないかよくチェックします。
 

そして今回のタンクはオーナー様持ち込みのTY50のタンク使います。

 
フレーム組む前にオーナー直接バランスの確認に来られますので、ここでストップ
 
神戸からの御注文なので近くていいですね。
 
しかしいつもと勝手が違うので中々進まないけど、やってて楽しいっす!

2014年6月20日金曜日

xs650 カスタム開始

また車の仕事に集中してまして少し空きました。
 
しかし蚊の多い工場っすよ
 
今年すでに50匹は叩いてやしましたよ。
 
今も背中で3匹程おれの血を狙ってます。
 
 
さてxs650
 
 
まずは不要な部分を取っ払いまして

 
スイングアームシャフトで水平出します。
 
 
直角にカットしまして
 
 
カットした所も水平出します。
 
 
そこに繋いでいくパイプをベンダーで曲げます。
 
油圧の押し出し量計って曲げるので完全に同じ角度の曲げが出来ます。
 
 
フレーム組む前に先にリヤホイール、タイヤ仕上げております。
 
ハブ、ドラム、リムをポリッシュ、スポーク貼り替え
 
 
リムの角から内側ペイントしました。
 
ただの艶消し黒じゃイマイチかと思い、光沢のあるメタに黒多めに入れ、艶消しクリヤー仕上げ
 
中々イイ感じじゃないすか
 
 
で、バランスを見ていきます。
 
ピーナッツタンクをハイマウントでいこうと思います。
 
なんかホイールベース短い
 
もう少し車高落としたい
 
 
いいんじゃないですか?
 
車高下げて
 
これでスイングアーム4センチロング位です。
 
新たにエストレア注文頂きましたのでそれかかるまでにフレームは完成させたい。
 
エストレアはなんとリジットフレームでの注文ですよ~!
 
今から楽しみっすね
 
 


2014年6月12日木曜日

トライアンフ エンジンO/H

JOINTSさんから トライアンフとXSの写真送って頂きました。
 
イイ感じ~!!



トライアンフはJOINTS後、工場の二階で休憩中でしたが、この度降りて来られました。
 

 
 はよ仕上げんかいと言うてます。
 
 
早速エンジンばらしましてヘッドのO/Hかかっていきます。
 
バルブガイド入れ替えますので無死暑い中ストーブで200度まで加熱します。
 
 
バルブガイドは焼き嵌め(熱膨張で広がったガイド穴に挿入してある)してありますので抜く時も加熱して抜かないとガイド穴を痛めます。
 
 
SSTで抜きました。
 
 
ここに新しいバルブガイドを入れる訳ですが
 
 
EX側
 
 
IN側
 
どちらもO/Sですが外径に違いありますのでガイド穴の仕上げもINとEXで変わります。
 
 
専用のリーマーで計算した内径に仕上げます。
 
 
広げすぎないように慎重に。
 
 
ガイド穴修正出来ましたので200度まえで加熱してガイドを焼き嵌めしていきます。
 
 
ガイドにオイル付けてSSTで挿入していきます。
 
 
その後バルブガイド内径をバルブステムの外径に合わせて適切なクリアランスを確保するためにリーマーで拡大していきます。
 
ガイドは焼き嵌めした後締め付けられて内径が狭くなります。
 
ガイドの素材は粘りがありますので一度に狙った内径まで広がりません。
 
何度も計測しながら慎重に拡大していきます。
 
IN側よりEX側の方がクリアランスは広くとります。
 
 
 
ばっちりです。
 
念のためにまた加熱して冷えてから内径に変化がないか確認します。
 
 
その後バルブシートカットします。
 
 
30、45、60度でカット
 
 
バルブラッパーで擦り合わせしまして
 
 
当たりチェック
 
この後面研してバルブを組み込んでいきます。

エストレア チョッパー 完成!

エストレアチョッパー
 
完成しました。
 
I 様お待たせしました。
 
梅雨の晴れ間に写真撮れました。
 






 
キャブセッティングもばっちり
 
絶好調ですよ!
 
 
後ろ周りに一番手間かかってます。
 
ロゴ入れさせて頂き有難うございます。
 
 
エンジンブラックにフィン削りだし
 
エストレアのエンジンこんなにかっこいい
 
 
 
ハンドメイドレザー ICHI いつもクオリティーの高いシート有難う!
 
 
ハンドルまわりは極力シンプルに
 




 
もうすぐ発送になります!
 
こちらも前のXSに続き群馬県まで
 
関東からの注文が圧倒的に多いです。
 
そっちに引っ越そうかしらw